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スズメバチの被害

近年、スズメバチの刺傷被害が増えており、ハチ刺されによる死者は毎年２０人から３０人にのぼっています。
被害にあわないためには、巣に近づかないが第一です。巣の１０ｍ以内に近づくとスズメバチが身体のまわりを飛び始め、「カチカチ」と顎を鳴らし警戒音・威嚇音を発します。
特に、スズメバチは黒い部分を襲う修正があるため、黒い服は避け、化粧品や香水によって攻撃される可能性もあるため使用を控えるのが安全です。
近づいてしまった場合は、黒い部分を隠し低い姿勢でゆっくりと後退りしてください。特に音や左右の横の動きに敏感に攻撃するため注意してください。

もし刺されてしまった場合、すぐに医療機関に搬送するか救急車を呼び、患部を冷たい水で洗いながし毒と血液を絞り出し、氷や保冷剤で冷やしましょう。
強い痛みや呼吸困難・意識障害などが現れ、血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれショック症状・アナフィラキシーショックを引き起こす危険性もあります。
ショック症状は１０分から１５分で発言し、死に至る場合は１時間以内というケースがほとんどです。

スズメバチと巣の特徴

スズメバチの巣は巣は樹皮をかじり取ったものとスズメバチの唾液で作られます。
閉鎖的で雨水がしのげる屋内外での被害が多く
家の内部では屋根裏や床下、換気扇のダクト、軒下、壁の隙間、
家の外部では軒下やベランダ、庭木、土の中では特に注意が必要です。

スズメバチの巣はアシナガバチやミツバチの巣と違い、巣穴が１か所しかなく、マーブル模様・波模様のボール状の巣を作ります。
４月から５月頃の初期には白と茶色のマーブルのとっくり型（フラスコ型)のような形ですが、６月をすぎ働きバチが増加するとスズメバチの巣は巨大化しボールのような球体の形になります。
７月から８月にはに、６０ｃｍ程度の大きさになり、特にオオスズメバチの場合は１ｍを超える被害も報告されています。キイロスズメバチなどは９月から１０月に生活圏に巣を引っ越すこともあります。
１１月頃には新女王バチ以外は、死に絶えますが、新女王バチは巣から離れた石垣や朽ち木の隙間で越冬します。